中小企業診断士 一次試験の問題数や試験時間は?試験の具体的な内容と各科目の詳細

一次試験の問題数や試験時間 未分類

こんにちは。

よんななです。

今回は、中小企業診断士の一次試験の各科目について、問題数や試験時間など、科目の詳細内容についてお伝えします。

最後に、“焦らずしっかり合格するためのタイムマネジメント”についてもお伝えしますので、最後まで読んでみてください!

一次試験の概要

試験日程

令和7年8月2日(土)、3日(日)

毎年8月初旬の土曜日、日曜日の2日間で実施されます。

申し込み

受験申込受付期間

令和7年4月24日(木)から5月28日(水)まで

今年申し込む方はお早めに!

現時点で勉強をはじめていない方でも、後述する「科目合格」という制度があるので、試しに受験してみるのも一つの戦略です。

運が良ければ1発合格、難しくても「科目合格」してその後の勉強を楽にすることが出来るかもしれません。

合格発表

令和7年9月2日(火曜日)

一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会のホームページに、合格者の受験番号が掲載されます。

合格基準

総点数の60%以上、かつ1科目でも満点の40%未満のないこと

※60点以上取った科目については「科目合格」となり、翌年免除の対象となります。

受験費用

14,500円

一次試験の科目【試験時間と問題数】

一次試験の科目についてご説明します。

これから受験を目指す方は是非ご覧ください。

すでに勉強をはじめている方はご存知かと思いますので、読み飛ばしてください!

一次試験は以下の科目があります。

各試験時間、設問数も合わせてみていきましょう。

科目名試験時間問題数
企業経営理論90分40問
財務・会計60分25問
経済学・経済政策90分44問
経営情報システム60分25問
経営法務60分25問
中小企業経営・中小企業政90分42問

各科目の詳細

各科目の試験範囲などはこちらです。

併せて、私の勉強体験も少しお伝えさせていただきます!

企業経営理論

経営戦略、事業戦略、製品開発、CSR、組織、リーダーシップ、人材開発、労働法規、マーケティングなど

企業経営全般の知識が試されます。範囲が広いのですが、多少本で読んだり、会社の研修で学んだこと分野もあったので、まったくゼロからの勉強ではなかったので部分的に聞いたことがあったりすると覚えやすかったです。

財務・会計

財務諸表:B/S、P/L、キャッシュフロー、経営分析、CVP分析、株価、債権、DCF法、キャッシュフロー計算(間接法がメイン)、原価計算など

私は簿記2級を取得していたので、多少楽な部分もありましたが、7-8割ぐらいは中小企業診断士の試験勉強で初めて出会った気がします。

運営管理

工場のレイアウト、生産方式、生産計画、生産統制、資材管理、IE、品質管理、生産情報システム、店舗管理、商品管理、物流戦略など

工場の管理などがメインで、作業効率改善のための分析方法などがなかなか頭に入りませんでした。

私は商社勤務でしたので、いろいろな分野に絡んだこともあり、後半のほうは比較的覚えが早かった気がします。

経済学・経済政策

用関数、供給曲線、効果関数、需要曲線、市場均衡、GDP、物価指数、景気動向指数、IS曲線、IS-LM分析、AD-AS分析、消費・投資、為替、ミクロ経済、マクロ経済

私は最も苦戦した科目です。合格はしましたが最後まであまり理解できていな方気がします。

特にIS-LM分析とかそのあたりは、こうして記事を書いている今もすでに頭から抜けています。。。

IS-LM分析とは、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話で、為替や利子率が変わると所得がどう変わるかなど、連鎖して起こる経済の変動を勉強するようなイメージです。

このあたりをきちんと理解できていれば、普段のニュースを見ながら、色々なことが予想出来るんだと思います。

もう一回勉強しないとダメですね。

経営情報システム

ハードウエア、ソフトウエア、データベース、ネットワーク、開発方法、IT資産管理、プログラム言語など

私は、経済学・経営政策の次に苦戦した科目です。もともとITに疎かったのもありますが、専門用語や略語、ヨコ文字の塊のような科目で覚えにくかったです。

勉強をはじめたころはインターフェイスという言葉も聞いたことがなかったし、USBなんて普段から何も意識せず使っていましたが、universal serial bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の略で、それが出来るまでに色々な伝送方式があった事なんて気にもしたことがなかったです。

通勤時はこの科目に関することを、耳で聞きながら電車に揺られていました。

経営法務

民法、会社法、倒産、知的財産、独占禁止法、製造物責任法、消費者保護法等

私の場合は、会社の法務研修などで、なんとなく聞いたことがある事が多くて助かりました。

面倒くさかった研修にもこの時ばかりは感謝しました。

1問だけ英語の問題があるので、注意が必要です。英語になじみがない方は、対策する時間がもったいないので早々に捨ててしまいましょう。4択なので、運が良ければ正解します。

中小企業経営・中小企業政策

中小企業白書(中小企業の動向)、中小企業基本法、小規模基本法、中小企業等強化法に基づく支援など

中小企業白書の問題は範囲が広すぎるので私は捨てました。普段のニュースや過去問で掴んだ傾向を基に、なんとなくの感覚で解いてしまいました。

後半のほうは、中小企業診断士としては特に役に立つ知識となっています。しっかり覚えたほうが資格を取得した後も役に立つと思います。

科目免除について

科目免除についてご説明します。
前年、もしくは前々年に「科目合格」もしくは、保有資格等によって科目免除することが可能です。

7科目のうち、科目を減らすことが出来れば集中して勉強することが出来るので勉強の効率も上がります。

ただし、注意が必要なのは、1次試験の合格基準はその年に受験した科目の総得点60%以上、かつ40%未満がないという点です。

得意科目は受験して総得点を引き上げたほうが得という考え方もできます。
少ない勉強時間で、高得点を取る自信がある方はあえて受験するのもひとつですね。

科目合格による免除の活用

問題数が多いので、全部60点以上取れるかな??と心配になっている方もいると思います。

でもご安心ください。

中小企業診断士の一次試験はすべての科目を60点以上取る必要はなく、各科目の最低点が40点で、全試験の合計点が60%以上であれば合格となります。

苦手な科目は40点しか取れなくても、得意な科目で80点取っていれば埋め合わせすることができ、合格になります。

また、一次試験には“科目合格”という制度があり、1科目でも合格基準に達した科目があれば、翌年受験が免除されます。

ただし、仮に得点源となる得意科目を免除した場合、総得点60点の合格基準の計算には含まれないのでご注意ください!

忙しい方で、ゆっくり合格を目指したい方は「科目合格」の活用も考えるのも一つです。

他資格等保有による免除制度の活用

科目数が多い中小企業診断士の試験ですが、他資格を保有している方は免除制度を活用することが出来ます。

科目名免除資格
財務・会計公認会計士、公認会計士試験合格者、会計士補、会計士補と
なる有資格者
税理士、税理士法第3条第1項第1号に規定する者(税理士
試験合格者)、税理士法第3条第1項第2号に規定する者(税
理士試験免除者)、税理士法第3条第1項第3号に規定する
者(弁護士または弁護士となる資格を有する者)
経済学・経済政策大学等の経済学の教授、准教授・旧助教授(通算3年以上)
経済学博士
公認会計士試験または旧公認会計士試験第2次試験において
経済学を受験して合格した者
不動産鑑定士、不動産鑑定士試験合格者、不動産鑑定士補、旧不動産鑑定士試験第2次試験合格者
経営情報システム技術士(情報工学部門登録者に限る)、情報工学部門に係る技術士となる資格を有する者
次の区分の情報処理技術者試験合格者
(IT ストラテジスト、システムアーキテクト、応用情報技
術者、システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、
システム監査、プロジェクトマネージャ、ソフトウェア開
発、第1種、情報処理システム監査、特種)
経営法務弁護士、司法試験合格者、旧司法試験第2次試験合格者

試験日は2日間!過酷な試験時間でも集中力を切らさない!

2日間で総試験時間510分もの長丁場です。集中力を切らさないよう、最後まで頑張ってください。

私は、一次試験の2日間、二次試験すべてレッドブル、ウィダーインゼリー、チョコレートを持参していました。

糖分を摂取して頭の働きを衰えさせないようにしましょう!

これから勉強を開始する方に

7科目もの幅広い範囲で勉強をする必要があるため、何から始めてよいかわからない方も多いかとお思います。

そんな方にはスタディングをおすすめします。

動画で学ぶことが出来るので、場所を選ばずいつでもインプットが可能です。
まずは全体の知識を素早く取り入れて、効率的に勉強していきましょう!

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